ATRとは、ギャップを含む「真の値幅(True Range)」のN期間移動平均で、相場のボラティリティを数値化するテクニカル指標だ。計算式・MT4/MT5での設定方法・EAでの損切り実装まで金融工学視点で解説する。
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ATRとは、ギャップを含む「真の値幅(True Range)」のN期間移動平均で、相場のボラティリティを数値化するテクニカル指標だ。計算式・MT4/MT5での設定方法・EAでの損切り実装まで金融工学視点で解説する。
FX相場全体の約70%はレンジ相場だ(OANDA)。トレンドフォロー戦略が機能する局面はむしろ例外で、大半の時間は価格が一定の帯域を往復している。ADX・ボリンジャーバンド・RSIを組み合わせた3指標フィルターの設計からMQL5実装まで解説する。
EAを複数通貨ペアで運用しようとしたとき、最初に突き当たるのが「どの通貨ペアを選ぶか」という問題だ。直感的には「動きが大きい通貨ペアほど利益も大きい」と考えがちだが、数理的にはボラティリティ単体に意味はなく、スプレッドコストとの比率、さらにEAの戦略タイプとの適合性を同時に考慮しなければならない。
TradingViewを開いたとき、左サイドバーに表示されるインジケーターの数を見て途方に暮れた経験はないだろうか。10万種類以上のスクリプトが並んでいる。私も最初の頃はこれで完全に迷子になった。あれもこれもと試すうちに、チャートはインジケーターだらけになって、肝心なエントリー判断が遅れた。
正直に言う。私がMT4からTradingViewに乗り換えたのは、「周りのトレーダーが使い始めたから」というだけの理由だった。最初の1ヶ月は機能が多すぎて戸惑った。無料プランの制限に引っかかるたびに「MT4のままで十分だったか」と思っていた。
固定pipsでストップロスを設定するEAは、ボラティリティが変化するたびに機能不全に陥る。静かな相場では過剰なリスクを取り、荒れた相場では短期的なノイズで即座にストップアウトされる——私はこの失敗を何度もバックテストで確認した。
トレンドフォロー系EAが最も苦手とするのが、レンジ相場での連続損失だ。移動平均クロスやDIクロスといったシグナルは、方向感のない横ばい相場でだましを連発し、資産曲線を静かに削っていく。この問題に対して1978年から使われてきた解決策が、ADX(Average Directional Index)によるトレンド強度フィルタリングである。
固定50pipsで損切りを設定していた時期、筆者は繰り返し同じ壁にぶつかっていた。米雇用統計の発表後や、ロンドン・ニューヨーク時間のオーバーラップ帯では、エントリー直後に50pipsの損切りラインに即到達してポジションが刈られる。
EAにADXフィルターを追加したいが、どのコードをどこに書けばよいかわからない——そういった相談を受けることが多い。答えを先に言う。MQL4であれば iADX() 関数1行でADX値を取得でき、条件分岐に組み込むだけだ。
FX市場の相場環境は「レンジが約70%、トレンドが約30%」という経験則がトレーダーの間で広く語られてきた(通貨ペアや期間によって大きく変わるので、あくまで目安として捉えてほしい)。この非対称性こそが、逆張り戦略が「エントリー頻度」の点でアドバンテージを持てる理論的な根拠だ。
RSIとは、0〜100の数値で相場の買われすぎ・売られすぎを示すモメンタム系オシレーターだ。計算式や30・70ラインの正しい読み方、50ラインを使った順張りエントリー、トレンド相場での誤シグナルへの対処法まで、8年のトレード経験を交えて初心者向けに解説する。
ゴールデンクロスとは、短期移動平均線が長期移動平均線を上抜くトレンド転換のシグナルだ。SMAとEMAの使い分け、ADX・RSIを使っただましの見抜き方、デッドクロスとの組み合わせによるエグジット戦略まで、専業トレーダーが実践的に解説する。
一目均衡表とは、転換線・基準線・先行スパン1・先行スパン2・遅行スパンの5要素で相場の均衡状態を表す日本生まれのテクニカル指標だ。雲を使ったトレンド判断から三役好転・三役逆転の見抜き方まで、実践的な使い方を現役トレーダーが解説する。
TTM Squeezeは、ボリンジャーバンドとケルトナーチャネルを組み合わせたボラティリティ系指標だ。John Carter氏が開発し、主に「相場が大きく動き出す前の静けさ」を検出することを目的としている。ブレイクアウトを待ち構えるタイプのトレーダーやEA開発者から一定の支持を得ている指標だが、誤解した使い方をすると期待外れな結果になる。この記事では仕組みの数理的な構造から、MT4/MT5での実装
SuperTrendは視覚的なわかりやすさと実用性を兼ね備えた優れたトレンドインジケーターだ。ローソク足の下にある緑のライン(上昇トレンド)か上にある赤のライン(下降トレンド)かを見るだけでトレンド方向を判断できる。
SuperTrendインジケーターは、FXトレーダーの間で広く使われているトレンドフォロー型ツールだ。
「ストキャスティクスのスローとファスト、どちらを使えばいいですか?」という質問は定番だ。答えから言う。ほぼ全ての場合、スローストキャスティクスを使えばいい。
Stochastic RSI(ストキャスティクスRSI)は、RSIをさらにストキャスティクスの計算式にかけたオシレーター系指標だ。RSI単体よりもシグナルの感度が高く、短期的な過熱感の変化を捉えやすいというのが一般的な評価だが、その分ダマしが増えることも事実だ。この記事では、Stochastic RSIの数理的な構造から、MT4/MT5での実装方法、バックテストで確認すべきパラメータ挙動まで整理す
Stochastic RSI(ストキャスティクスRSI)は、RSIをストキャスティクスの計算式に代入した複合インジケーターだ。1994年にトゥーシャー・シャンデとスタンリー・クロールが開発し、RSI単体よりも高感度なオシレーターとして設計された。
移動平均線とは、過去N本のローソク足の終値を平均して結んだトレンド系インジケーターの総称だ。その中でも最も基本的なSMA(単純移動平均線)の計算式・EMAとの違い・MQL5でのEAフィルター実装パターンまで金融工学の視点で解説する。
「RSIはデフォルトの14期間でいい」と言われる。私もそう思っていた時期がある。でも実際に数値を検証してみると、話はそれほど単純ではなかった。