MT4とMT5どっちでEAを動かすべき?2026年の選択基準と国内ブローカー対応状況
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この記事の結論
- 2026年に新しくEAを始めるならMT5(MetaTrader 5)一択。バックテスト精度・ブローカー対応・将来性でMT5が優位。
- MT4のEAを既に使っている場合はブローカーの終了日と使用EAの互換性で判断する。
- JFX(2026年8月19日)・OANDA(2026年11月27日)のMT4ユーザーは今すぐ移行準備が必要。
- MT4のEA(MQL4)はMT5(MQL5)では動かない。移行時はEA買い替えか作り直しが必要。
- VPS(仮想専用サーバー)を使えば24時間自動稼働が可能で、副業サラリーマンに最適。
最終更新: 2026年07月
「MT4でEAを動かしてるんだけど、そろそろMT5に移行すべき?」
つい先日、同じ会社の同僚から聞かれた質問です。正直、数年前の自分もまったく同じことで悩んでいました。当時は「MT4で動いてるんだから、わざわざ変える必要ある?」という感じでして。
ただ、2026年の今はそんな悠長なことを言っていられません。
OANDAは2026年11月27日にMT4を完全終了、JFXは2026年8月19日にMT4サービスを終了することがすでに確定しています。MT4で副業EAを動かしている方には、プラットフォーム選択の猶予が着実に縮まっているんです。
メーカー勤務10年目・FX副業歴7年の私が「2026年時点でMT4とMT5どっちを選ぶべきか」を実用的にまとめました。技術的な話は最小限にして、「明日、何をすべきか」がわかる内容にしています。
免責事項: 本記事は情報提供を目的としており、FX取引で利益を保証するものではありません。FX取引には元本割れリスクが伴い、投資判断はご自身の責任と判断で行ってください。EA(自動売買)も損失が発生する可能性があります。
2026年、MT4でEAを動かし続けていいのか?
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結論から言います。「今すぐ移行が必要な人」と「まだ待てる人」に分かれます。
ただ、どちらにせよ「ずっとMT4のまま」は現実的ではなくなってきています。
MetaQuotes(MT4・MT5の開発会社)はMT4への新機能追加をすでに停止しています。国内大手ブローカーのMT4撤退も加速していて、2026年後半はとくに動きが激しい時期です。
| ブローカー | MT4終了日 |
|---|---|
| JFX | 2026年8月19日(確定) |
| OANDA証券 | 2026年11月27日(確定) |
私の知人でJFXでMT4を使っていた人がいたんですが、「8月に突然EAが動かなくなった」という話を聞いて、事前準備の大切さをあらためて実感しました。EAは一度セットアップして放置できるのが最大のメリットなのに、プラットフォームごと消えてしまっては元も子もないですよね。
MT4とMT5の基本的な違い(5分でわかる)
難しい話は抜きにして、副業FXに関係する違いだけをまとめます。
歴史と背景
- MT4(MetaTrader 4): 2005年リリース。20年以上の歴史を持つ業界標準プラットフォーム。EA(Expert Advisor、自動売買プログラム)の数が圧倒的に多く、長年「FX自動売買といえばMT4」という地位を保ってきた。
- MT5(MetaTrader 5): 2010年リリース。MT4の後継として設計されたが、当初は普及が遅かった。近年、ブローカーの対応が急速に進んでいる。
スペック比較
| 項目 | MT4 | MT5 |
|---|---|---|
| 標準インジケーター数 | 30種類 | 38種類 |
| 時間足(チャートの時間単位) | 9種類 | 21種類 |
| バックテスト / ストラテジーテスター | 精度が低い・有料ツールが別途必要 | 高精度・標準搭載 |
| プログラム言語 | MQL4 | MQL5 |
| 互換性 | ― | MT4のEAは動かない |
出典: ThreeTrader公式記事より
「時間足」というのはチャートを見る際の時間単位のことで、「1分足」「5分足」「1時間足」などがあります。MT5ではMT4より細かく多様な時間軸が設定できます。
「バックテスト」とは、過去のレート(価格)データを使ってEAが過去に動いていたらどんな結果になったかを検証する機能です。MT4でこれを高精度に行うには有料ツールを別途購入する必要がありましたが、MT5では標準機能として搭載されています。
執行モデルの違い(ヘッジングとネッティング)
EAを運用するうえで見落とせない違いがここにあります。
- ヘッジングモード(MT4のデフォルト): 買いポジションを持ちながら、同時に売りポジションも持てる。複数のEAを同時に動かすスタイルに向いている。
- ネッティングモード(MT5のデフォルト): 同じ通貨ペアで買いと売りを同時に持てない。ポジションが相殺される。
「ポジション」というのはFXで保有している取引のことです。MT5でもヘッジングモードは設定で使えるブローカーがありますが、対応状況はブローカーによって異なります。複数のEAを並行稼働させたい方は、口座開設前にブローカーへ確認しておくのが無難です。
EA運用目線での比較:どっちが有利か?
副業でEAを動かすことを前提に、率直に比べてみます。
EAの数(資産)
MT4は20年以上の実績があるため、世界中のトレーダーが開発したEAが圧倒的に多い状況です。「MT4専用」として売られているEAも多く、長年MT4を使ってきた方はその資産をMT5では使えません。
一方、MQL5マーケット(EA等を売買できるプラットフォーム)には現在12,000件以上のEA・インジケーターが掲載されています(MT4・MT5合計、MQL5マーケット参照)。MT5向けのEA開発も年々増えており、差は縮まっています。
EA選びで迷ったときは無料・有料FX EAの選び方まとめも参考にしてください。
バックテストの精度(MT5の大きな優位点)
私が最初の3年間で損失を出し続けた原因の一つが、バックテストの甘さでした。
MT4のバックテストは「ティック(最小価格変動)」データの精度が低く、実際のトレードとかなりのズレが生じることがあります。これを補うために「TickDataSuite」という有料ツール(数万円)を購入するトレーダーも多かったんですよ。
MT5では高精度なティックデータに基づくバックテストが標準で使えます。これだけでも副業FXの検証品質が大幅に上がります。
(MT5のバックテスト機能は「ストラテジーテスター」という名称です。MQL5で書かれたEAの過去パフォーマンスを高精度に検証でき、MT4時代に有料で揃えていたものが無料・標準で使えるようになっています。)
MT5バックテストの具体的な設定手順はMT5バックテストのやり方・完全解説で詳しく解説しています。
Claudeと会話しながらインジケータが作れる hedgrow-fx はこちら
MQL4とMQL5の互換性ゼロという落とし穴
これが最大の注意点です。
MT4のEAは「MQL4」というプログラム言語で書かれており、MT5で動かそうとしてもそのままでは動きません。MT5はMQL5という別の言語を使っています。完全に別物です。
つまり、「MT4からMT5に移行する=使っているEAを買い直す(または作り直す)必要がある」ということ。副業トレーダーにとってこれは結構な出費になることもあります。
ただし、最近では「MT5対応版」として販売されているEAも増えていますし、新しくEAを探すならMT5専用のものを選べばいい話でもあります。
MQL4とMQL5のプログラミング構造の違いについてはMQL4・MQL5プログラミング入門を参照してください。
2026年現在の国内ブローカー対応状況
国内ブローカーを使っている方向けに、2026年6月時点の対応状況をまとめました。
| ブローカー | MT4 | MT5 | EA利用 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 外為ファイネスト | 対応 | 対応 | 制限なし | 国内EA運用の最有力候補 |
| FXTF | 対応 | リリース予定(延期中) | 対応 | 2026年春リリース予定だったMT5は現在延期中 |
| 楽天証券 | 対応 | 非対応 | 対応 | MT5対応の公式発表なし |
| OANDA証券 | 終了予定 | 対応 | MT5対応 | MT4は2026年11月27日完全終了 |
| JFX | 終了予定 | 発注不可 | MT4終了で利用不可 | MT4は2026年8月19日終了 |
| GMOクリック証券 | 非対応 | 非対応 | 禁止(注意) | EA利用禁止を明文化 |
| XMTrading(海外) | 対応 | 対応 | 公式認定 | 無料VPS提供あり |
GMOクリック証券への重要な注意
GMOクリック証券はMT4・MT5どちらも提供しておらず、EAの利用を明文化して禁止しています。「裏技でなんとかなる」と思っている方もいるかもしれませんが、法的措置の可能性が指摘されているリスクがあります。GMOクリック証券でEA運用を考えているなら、別のブローカーに口座を開くのが現実的な選択です。
OANDAとJFXをメインで使っている方へ
- OANDA:2026年9月25日に新規注文停止→11月27日に完全終了
- JFX:2026年8月19日に終了
現在これらのブローカーでMT4のEAを動かしている方は、今年中に確実に対応が必要です。特にJFXは8月という早い時期なので、この記事を読んでいる今すぐ行動計画を立ててください。後回しにするほど選択肢が狭まります。
MT4 vs MT5:あなたはどっちを選ぶべきか?判断フレームワーク
状況ごとの答えを出すために、質問形式で整理しました。
判断ツリー
Q1: 今使っているEAはMT4専用ですか?
- はい → Q2へ
- いいえ(MT5対応)→ MT5に移行推奨
- これからEAを探す → MT5で始めることを強くおすすめ
Q2: そのMT4専用EAを今後も使い続けたいですか?
- はい → Q3へ
- いいえ(買い替えてもいい)→ MT5に移行推奨
Q3: 利用中のブローカーはMT4をいつまで提供しますか?
- OANDAまたはJFX → 今すぐ移行準備が必要
- 外為ファイネスト・楽天証券など → 当面MT4継続可能。ただし中期的にMT5移行を検討
「今すぐMT5に移行すべき人」
- OANDAまたはJFXをメイン口座にしている
- 使っているEAのMT5対応版が存在する(または新しいEAを探す予定)
- バックテストに不満があり、精度を上げたい
- これからFX副業を始める入門者
「MT4継続でもしばらくOKな人」
- 外為ファイネスト・楽天証券などMT4継続ブローカーを使っている
- 気に入ったMT4専用EAが複数あり、MT5対応版が存在しない
- EA運用が安定しており、今は変化を避けたい
副業サラリーマン向け:スモールスタートの具体的な方法
「MT5でEAを始めよう」と決めた方向けに、実際の始め方を私の経験からお伝えします。
おすすめ構成
私が副業FXを安定させるうえで行き着いた構成がこれです。
外為ファイネスト(MT5口座)+ XServerVPS for FX(月額1,150円〜)
外為ファイネストは国内ブローカーで数少ない「MT5でEAの制限なし」という選択肢です。MT4・MT5両方に対応しており、口座維持手数料もかかりません。
VPS(バーチャルプライベートサーバー)というのは、簡単に言うと「インターネット上のパソコン」のことです。これを使うと自分のPCを起動していなくてもEAを24時間動かし続けられます。平日は仕事で帰宅が遅い副業トレーダーには、正直これがないとEAは回りません。
XServerが提供する「XServerVPS for FX」はMT4・MT5が最初からインストールされた状態で始められるので、技術的な知識が少ない方でも扱いやすいです。
FX向けVPS(仮想専用サーバー)の選び方・スペック比較はFX向けVPSおすすめ2026年版・EA 24時間稼働で詳しくまとめています。
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月次コストの全体像
毎月かかるコストを事前に把握しておくことで、後で「こんなはずじゃなかった」を防げます。
| 費用項目 | 目安 |
|---|---|
| VPS月額(XServer) | 1,150円〜 |
| EA購入費 | 数千円〜数万円(初回のみ・月額サブスク型もあり) |
| スプレッドコスト(取引ごと) | ブローカー・通貨ペアによる |
| 合計(VPS+EA月割) | 月2,000〜5,000円程度が目安 |
小さく始めるなら「まずVPS1台・EA1本」から。利益が安定してきたら少しずつ拡張するのが、私が3年の損失期間を経て学んだやり方です。
無料VPSを使う選択肢(XMTrading)
コストを最小限に抑えたい方には、海外ブローカーのXMTradingという選択肢もあります。XMTradingは一定の取引量を維持することで無料VPSを提供しています。
注意: XMTradingは日本の金融庁(FSA)への登録がない海外ブローカーです。海外ブローカーへの口座開設は国内法人と異なるリスクが伴います。詳細は金融庁の警告リストでご確認ください。利用する場合はご自身の判断と責任で行ってください。
副業所得と確定申告
FXの副業収入は、年間20万円を超えると確定申告が必要です(給与所得者の場合)。
EAで利益が出てきたら、月ごとに損益をメモしておく習慣をつけておくと確定申告がずっとラクになります。私は最初の年に記録をつけておらず、確定申告の時期に大変な思いをしました。国内FXの税率は申告分離課税で一律20.315%です。
ちなみに、EAで赤字になった年は確定申告で損失を翌年に繰り越す「損失申告」ができます。これだけで翌年の税負担が変わることもあるので、知っておいて損はないです。
よくある質問(FAQ)
Q: MT4のEAはMT5でそのまま使えますか? A: 使えません。MT4はMQL4、MT5はMQL5という全く別のプログラム言語で書かれているため、そのままでは動作しません。MT5で使うにはMT5対応版のEAを別途購入するか、EAを作り直す必要があります。
Q: MT4はいつなくなりますか? A: MetaQuotesはすでにMT4への新機能追加を停止しています。国内では2026年8月19日にJFX、2026年11月27日にOANDA証券がMT4サービスを終了することが確定しています。外為ファイネストや楽天証券は現時点で終了予定を発表していませんが、長期的には移行が進む見通しです。
Q: 初心者にはMT4とMT5どちらがおすすめですか? A: 2026年に新しくEAを始めるなら、MT5をおすすめします。バックテストの精度が高く、今後もブローカーの対応が広がっていく見込みだからです。MT4のEAを引き継ぐ必要がなければ、最初からMT5で始める方が将来的な移行コストがかかりません。
Q: EA運用で毎月必ず儲かりますか? A: 儲かる保証はありません。EAはルールに基づいた機械的な売買を行いますが、相場環境によっては損失が続く時期もあります。私自身、最初の3年間は毎年30〜50万円の損失を出し続けました。副業FXは「確実な副収入」ではなく「継続すれば副収入になる可能性がある取り組み」として捉えることが大切です。
Q: VPSは絶対に必要ですか? A: EA運用であれば実質的に必要です。自分のPCを24時間起動し続けるのは電気代や故障リスクの面で非現実的です。月1,150円のコストで安定した稼働環境を確保できるなら、副業のインフラ費用として妥当だと思っています。
Q: MT5でEAを使える国内ブローカーはどこですか? A: 2026年6月時点では、外為ファイネストがMT5でEA制限なしの国内ブローカーとして有力な選択肢です。OANDAもMT5に対応していますが、MT4サービス終了後の移行先として使う形になります。GMOクリック証券はMT5非対応かつEA禁止のため利用不可です。
Q: MT5の「ストラテジーテスター」とはなんですか? A: MT5に標準搭載されているバックテスト機能の名称です。過去の為替レートデータをもとに、EA(Expert Advisor)が実際の相場でどう動いたかを高精度なティックデータで検証できます。MT4にも同様の機能はありましたが、精度が低く有料ツールが別途必要でした。MT5のストラテジーテスターは無料かつ高精度なため、EAの選定・開発効率が大幅に上がります。
まとめ
2026年のMT4 vs MT5の結論を一言でまとめると、**「新規ならMT5一択、既存MT4ユーザーはブローカーの終了日と使用EAの互換性で判断する」**です。
今すぐ動かないといけないのは、JFX(8月19日)とOANDA(11月27日)のMT4ユーザーです。終了日を過ぎてから慌てて動いても、EAの設定やバックテストの確認、新口座への入金など、やることは山積みです。
副業FXの最大の強みは「機械に任せて自動で動かせること」。ただ、そのプラットフォーム選びという下準備だけは人間がやる必要があります。仕事の合間に30分でいいので、今日の時点で自分がどのパターンに当てはまるか確認してみてください。
私が7年の副業FXで学んだ最大の教訓は「大きく勝つより負けない環境を作ること」です。プラットフォームの選択もその一つ。土台をしっかり作ってから少しずつ積み上げる——これが遠回りのようで、実際一番の近道でした。
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免責事項・リスク警告
本記事は2026年6月時点の情報に基づいて作成しています。各ブローカーのサービス内容・対応状況は随時変更されるため、最新情報は各ブローカーの公式サイトでご確認ください。
FX取引(外国為替証拠金取引)は元本を上回る損失が生じる可能性があります。EA(自動売買)を使用した場合も同様です。本記事の内容は情報提供を目的としており、特定の投資行動を推奨するものではありません。投資判断はご自身の判断と責任で行ってください。
副業としてのFX所得が年間20万円を超える場合は確定申告が必要です。税務上の取り扱いについては税理士等の専門家にご相談ください。
著者: メーカー勤務10年目・FX副業歴7年(サラリーマントレーダー)
